犬を飛行機に乗せる手続き

渡航準備/飛行機搭乗手続き

犬との海外旅行豆知識

犬と海外旅行するために


犬を飛行機に乗せる手続き

青い空、青い海、白い砂浜…。ハワイでのバカンスを、大切な家族の一員である犬も一緒に過ごせたらなぁ…とお感じになられたことはありませんか?爽やかな風を感じながら、開放感たっぷり、自由にのびのび泳いだり緑を駆け回ったりするワンちゃんの姿。それはペットにとっても飼い主様にとっても幸せなひとときであることは間違いありません。 しかし、ワンちゃんの渡航手続きについては、各国ごとに様々な条件が定められており、一つ一つクリアしていく必要があります。渡航手続きには時間も手間も費用もかかってしまうことから、残念ながら諦めてしまっている飼い主様がほとんどです。 ここではそんな悩める飼い主様の為に、渡航手続きをなるべく分かり易く説明し、ハワイでの思い出づくりを応援致します。


■季節ごとの大まかな気温

海外にペットを連れていく場合、短期長期に関わらず日本と渡航先、それぞれの定められた条件をクリアし手続きを取る必要があります。日本の場合、犬、猫、うさぎは農林水産省の動物検疫所が管轄しています。 ※動物検疫とは 動物検疫とは、病気の侵入を防ぐための世界各国で実施される検疫制度で各国ごとに条件が異なり、詳細は各国大使館や管轄する検疫所に確認が必要となります。また、農林水産省が定める狂犬病の無い国や地域を「指定地域」と定め、ハワイ州はこの指定地域に含まれており、「健康診断書」や「輸入証明書」など手続きなど多くの手続きが必要となっています。


手続きの流れ
◆日本での手続き
①マイクロチップの装着
   
②狂犬病の予防注射(2回以上)
   
③採血及び狂犬病の抗体価測定(30日間待機)
   
④輸入手続き
(帰国時の必要書類)
ハワイ滞在期間40日以上の場合は渡航先からの手続きで可。
   
⑤ハワイ州指定犬猫輸入書類作成と送付。(ハワイ到着10日前までに手続き要)
   
⑥健康診断(出発2週間以内のノミやダニの駆除。獣医の健康診断書作成要)
   
⑦検疫所への輸出検査の事前連絡(7日前まで)
   
⑧動物検疫所での輸出検査。出発
◆ハワイでの手続き
⑨ ハワイ検疫
   
⑩ ハワイ動物病院での健康診断書とUSDAでの公書(裏書)の手続き
   
⑪ 輸入検疫
詳しくはこちら

■犬の飛行機輸送扱い方法

航空会社によりペット取扱方法や規定が違いますが、輸送扱いとしては「客室持込」、「手荷物預入」、「貨物」の3つがあります。客室持込になると様々な制限がある上、持込自体禁止している航空会社もあるので利用する航空会社をよく調べておきましょう。

■犬のゲージ

基本的にペット荷物扱いですので海外へ連れて行くには貨物輸送となります。犬はハードゲージに入れて飛行機に乗せます。貨物輸送の基準を満たした丈夫なもので、長時間のフライトを考慮した身動きが取れるも大きさのゲージを選びましょう。 航空会社によってはペット輸送に特化したサービスを行っている会社もあり、ゲージのレンタルを行っているところもあります。ペットにとってゲージでの航空輸送はかなりのストレスになります。日頃からゲージに慣れさせる訓練をし、どうしても心配の場合は獣医師に相談の上、安定剤を処方してもらいましょう。

■ペット連れ海外旅行のデメリット

ペットの輸送は国内と国外で手続きも費用も大きく異なります。海外にペットを輸送するデメリットとして一番大きいのは、やはり検疫に関する諸手続です。特にハワイなどのように狂犬病のない「指定地域」への犬の持ち込みは条件や手続きが大変厳しく、手続き完了まで時間もかかります。旅行期間中ペットに寂しい思いをさせたくないとお考えの飼い主様は、代行会社の「らくらくコース」を上手に利用することをお勧め致します。

■飛行機に乗せられない犬種

犬種によっては飛行機輸送に適さないものもあり、各航空会社が様々な規定を定めています。主にブルドッグ、パグ、ボストンテリア、フレンチブルなど短頭種と呼ばれる鼻の短い犬種は暑さに弱く、気圧の変化で呼吸困難になり易い特徴があります。また産まれたばかりの子犬も禁止する航空会社もありますので、事前に確認しておきましょう。

★ スタッフより
「海外へ犬を連れていくには様々な手続きがありますが、時間に余裕を持って準備さえすれば、いつもより更に楽しい旅行が満喫できます。実際、昨今のペットブームより家族同様のワンちゃんと一緒のハワイ旅行も増えています。英語がわからないワンちゃんと日本語のわからない現地のワンちゃんが国際交流している場面もあり、飼い主様にとってはいつもと違うご旅行に「飛行機に乗せるあの面倒な手続きを乗り越えてよかった!」などの声を寄せていただいています。さらに「次は来年にしようかな」なんて声もいただいております