渡航準備/飛行機搭乗手続き
犬との海外旅行豆知識
犬と海外旅行するために
海外旅行が初めての方へ
■海外旅行に必要なもの
国内旅行と比べると、海外旅行の際に必要なものは多くあります。
ここでは、海外に行くのが初めてという方向けに、海外旅行に必要なものやことについてご紹介していきます。
■パスポートの取得について
海外旅行で絶対に忘れてはいけないのが、パスポート。
パスポートは、国籍・身分を証明するための重要な公文書です。
これがなければ日本から出国することが出来ません。
パスポートの取得は、各都道府県の申請窓口にて行います。
申請の際に必要な書類は、一般旅行券発給申請書、戸籍謄本(または戸籍抄本)、住民票の写し、写真、本人確認のための書類です。
一般旅行券発給申請書はパスポート申請窓口で入手出来ます。
戸籍謄本と住民票の写しは、申請前の6ヶ月否以内に作成されたものが有効です。写真は、縦45㎜×横35㎜のものを一葉用意します。
申請前の6ヶ月以内に撮影されたもので、背景なしで撮影したものであることなど、申請書に記載された規格を満たしていることが必須となります。写真の裏面には、自分の名前を記入します。
申請者本人かどうかを確認するための書類は、健康保険証や国民年金手帳などです。
20歳未満の未成年者がパスポートを取得する場合は、申請書裏面の「法定代理人署名」の欄に親権者(父又は母のいずれか一方)の署名が必要となります。
ちなみに、成人の方は5年有効なパスポートと10年有効なパスポートの2種類からどちらかを選ぶことが出来ますが、未成年者は5年有効のものしか申請できません。
パスポートの受理には、申請のときに渡された受理票と手数料が必要になります。手数料は、都道府県収入証紙と収入印紙を購入し、受領証に貼付します。
※パスポート申請についてのより詳しい情報は、外務省や各都道府県のサイトをご覧下さい。
■海外旅行保険について
海外旅行の際に常識となっていると言ってもいいのが、海外旅行保険です。
海外旅行先で病気になってしまったり怪我をしてしまったり、物を壊してしまったりしたときなどにかかる費用を補償してくれる保険です。
海外では、救急車が有料だったり治療費が莫大な額であったりと、日本とは異なるケースが沢山あります。
海外旅行保険はそういったこともカバーしてくれる保険ですから、転ばぬ先の杖として加入しておくのが安心です。
保険会社によっては、ペットの預け入れが延長になった場合の費用もカバーしてくれる内容の保険も販売しているので、ペットと共に海外に行く場合は、ペットのことも考えた海外旅行保険に加入すると良いでしょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険で充分という方もいらっしゃいますが、いざというときに補償の内容が薄かったという事例もありますので、海外旅行保険を扱っている各保険会社の保険への加入がおすすめです。
■ペットと海外旅行をする場合について
犬または猫を連れて海外旅行へ出かける場合は、日本を出国するための条件と、相手の国へ入国するために設けられた条件をクリアする必要があります。
どんな国に行く場合でも、出国前に検疫を受けることが必須となっています。
動物の検疫は、動物から狂犬病や伝染病が自国に侵入するのを防ぐため世界各国で行われている検疫制度です。
まず、日本を出国するためには、事前に、日本の動物検疫所にて狂犬病(犬の場合はレプトスピラ症も)の検査をし、輸出検疫証明書の交付を受けなければいけません。
出国7日前までに動物検疫所に連絡して輸出検査申請書を提出する方法と、インターネットの動物検疫検査手続電算処理システム(ANIPAS)を利用して申請する方法があります。
相手の国に入国するために必要な条件は、各国によって異なります。
血清検査や予防接種を求められる国もありますので、入国条件は日本にある相手国大使館や、相手国の動物検疫機関に直接問い合わせるか、ホームページなどで確認することが、動物検疫所によって推奨されています。
※ペットの海外輸出についての詳しい情報は、動物検疫所のサイトをご覧ください。
■ビザについて
ビザは、相手国に入国する際に相手国から入国の許可を得るためのものです。
取得するには、事前に日本の相手国大使館に行って手続きをする必要があります。
ただし、短期の観光目的での入国では、日本人であれば短期滞在ビザや観光ビザを免除するという国も多いため、ビザがなくても相手国への入国が出来るようになっています。
空港の入国検査にてパスポートに捺印をしてもらい、入国可能となります。
長期滞在する場合や相手国で働くといった場合には、ビザは必ず取得しましょう。
■お金の両替について
国が違えば通貨も違います。
海外に行くなら、円を相手国の通貨に両替しなくてはなりません。
海外旅行に慣れている方の中には現地で両替するという方もいらっしゃいますが、海外旅行に不慣れな方は、日本国内で両替をするのが安心です。
両替は、銀行でできます。
窓口で両替の旨を伝え手続きをします。
銀行の出張所がある空港では、出発前の空港での両替も可能です。
ツアー旅行では、旅行会社から両替についての案内があることが多いので、それにしたがって両替すると良いでしょう。
■予防接種について
国によっては、予防接種をしないと入国が認められないこともあります。
予防接種が必要な国については旅行代理店などに尋ねるなどして、出国前に予防接種を受けるようにしましょう。
また、海外は日本ほど整備が進んでいないところもあり、怪我などのアクシデントも予測出来ます。
急な怪我から破傷風になったというケースや、狂犬病の犬にかまれて狂犬病になったというケースもありますので、予防接種の義務がない国に行く場合でも、出国前に予防接種を受けておくのが安心かもしれません。