渡航準備 / 飛行機搭乗手続き
犬との海外旅行豆知識
海外旅行で準備するもの(出発前)
楽しい海外旅行。犬と一緒なら、楽しさも増して一生の思い出になりそうですね。 でも、犬と一緒に海外旅行をするなら、人間も犬も快適に旅行が出来るように配慮しなければなりません。犬は環境の変化に敏感です。 持ち物は念入りに確認して、準備万端の状態で出発出来るようにしましょう。
犬には犬のパスポート(検疫)を
犬が海外に行く際には、検疫が必要になります。検疫を受けずに出国した場合は、犬が現地の係留に数ヶ月隔離されてしまうなど、厳しい処置を受けることになりますから、事前に検疫について前もって調べておくことや手続きをすることは大変重要です。
(検疫については、「動物検疫所」に問い合わせると良いでしょう。)
動物の入国許可は国によって異なるので、旅行先の国の検疫所にご確認下さい。ちなみに、行き際がハワイの場合は、狂犬病の予防接種を受けていてその抗体を持っていること(狂犬病抗体検査)、かつ、AVID
chipというマイクロチップを挿入することが条件となります。
■ケージ
動物の搭乗を許可している航空会社の飛行機に乗るときは、その航空会社の規定に沿ったケージを用意します。規定に沿った大きさのケージがあれば、当日スムーズに搭乗出来ます。
ケージはしっかりとした作りものを選びましょう。犬が脱水症状にならないよう、ケージ取り付け用の水飲みと飲料水も準備します。
■食器類
旅行先での給餌には、犬専用のトレイを準備していきます。
最低限、フードトレイと水飲みトレイは持っていきましょう。
■専用のマット・ベッド
宿泊先では、真っ先に犬の居場所を確保することが大事。
普段使っている専用のマットやベッドで、居場所を作ってあげましょう。真新しいものは使用しないで下さい。
■トイレ用品
トイレシートやティッシュペーパー、ウェットティッシュなどで、きれいな環境を保てるようにします。
不潔にするのは周りに大変な迷惑をかけますし、犬のためにも良くないことになるので注意しましょう。ペット用の消臭スプレーもあると便利です。
ペットボトルに水を入れて持ち歩くのも、トイレの後の臭い消しに役立ちます。
■エチケット用品
宿泊先に入る前は、ブラシで余計なほこりや抜け毛を落とすのがマナー。
また、毛がついたものは、退出時に粘着テープできれいにしましょう。雑巾もあれば良いです。
■常備薬
犬が普段飲服用している薬があれば、必ず用意します。
現地の動物病院では手に入りにくいことが多いので、なおさらです。滞在期間分よりも多めに持っていくと心強いです。
■毛布・ブランケット・タオル
寒さ対策や犬の体がぬれてしまったときなどのために用意しておくと便利です。
通常だと毛布やブランケットはかさばってしまいますが、薄手で暖かく持ち運びがしやすいものも多く販売されているので、旅行用に吟味してみるのもおすすめです。外出時の足拭き用タオルもあると良いでしょう。
■リード・ネームタグ
旅行先で一緒に外出をするときの必需品。ネームタグには、最低限犬の名前(ローマ字)と連絡先の電話番号は記入しましょう。
知らない戸地で迷子になってしまうと、探すのもかなり大変です。
■おもちゃ
普段遊んでいるおもちゃがあれば、そのおもちゃを持っていきましょう。
旅によるイライラの解消にも役立ちます。新しく購入するのであれば、出国前に充分に慣れさせてからにします。
■雨具
急な雨は体力消耗にもつながります。普段着用しているレインウェアなども準備しておきましょう。
■フード・おやつ
食べなれたものを持っていきます。今まで食べたことがないフードを与えると、体調を崩してしまいかねません。
フードは宿泊先に用意されている場合もありますが、やはり食べてくれないこともあるので、旅行期間中の分は用意するようにします。旅の気分に浮かれて、ついつい多く与えてしまうということもないように注意しましょう。
■犬の旅行グッズ専用のキャリーバッグ
犬の旅行に必要なものは、すぐに取り出せるように自分の荷物とは別なバッグにまとめましょう。できるだけコンパクトにまとめられるバッグを選ぶこともポイントです。
■予防接種証明書
宿泊先によっては提示を求められることもあります。必要かどうかは、事前に宿泊先にたずねておいて下さい。
■日本でのかかりつけの病院と旅行先の動物病院の連絡先
なにか軽い症状が出たとき、頼りになるのは現地の動物病院よりもかかりつけのお医者様です。いつもの病院の連絡先をメモしておきましょう。緊急時には、現地の動物病院との連絡も必要となりますから、現地の病院の連絡先も忘れずに確認しておきましょう。
はじめにも書きましたが、犬は環境の変化にとても敏感です。
旅行のために新しく買ったグッズを急に使うと、過度なストレスが溜まってしまう原因になります。少しでもストレスを軽減させるために、新しく購入したグッズには、事前によく慣れさせておきましょう。ケージは特に慣れが必要です。
日本にいても海外にいても、犬の体調管理をするのは自分だということを忘れずに。